2005年9月マスク冷却テスト3
とうこく
2005年9月30日
2005年10月8日更新 2週間後の収縮率を追加
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このレポートの概要
・2005年9月試験観測用マスクから求めた熱収縮率=0.993967(拡大率=1.006070)。
・カルッセル冷却開始から14時間だとマスクは冷えきっていない。
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作成したマスクと解析方法
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○ M15/M31/M42/SSA22
1. 2005年8月に取得したM15/M31画像を2005年8月の歪み補整&モザイク。
M42は2005年1月に取得した画像を1月の歪み補正&モザイク。
SSA22はScamプレイメージを使用。
2. y軸反転、倍率変換 1.12716763 (0.1170/0.1038)してMDPでマスクデザイン。
M15、M31、M42、は天体の位置にピンホールをあけた。SSA22は導入穴。
3. 拡大率=1.00549で拡大させてマスク製作(_s2というマスクは1.0075で製作)。
4. マスクを冷やしてイメージ取得。
5. 2005年8月の歪み補整&モザイク(8月以降は焦点移動させていない)。
6. ピンホールと対応する星はsextractor/imexamで、
導入穴と対応する星は秋山ソフトでピックアップ
SSA22の天体は2005年8月のMOIRCS画像を使用。
7. 元画像の天体位置とホール位置をgeomap(rxyscale)。
9/26/2005 10:00
カルッセル冷凍機ONから92時間/ロボハンド127K、焦点面入れた直後
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・ヒロでの実験結果よりカルッセル内でマスク温度が漸近するのは約33時間かかる
ことになっている(山頂ではもう少し短い可能性はある)。
・この結果では、冷却開始から14時間のマスクだと視野の端で〜3pixほどずれる。
・run2は、歪み補正を正しくした後、観測直前に熱収縮を決めるために行った冷却サイクル。
run3は、カルッセルの故障改修後の試験観測中〜後の冷却サイクル。
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残差分布
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○ 9/26/2005 10:00 に取得した画像の残差マップ
↓鈴木式補正 ↓壱式補正
○ 収縮(magnify)を1に固定したときの残差
9/22/2005 27:00(冷却開始から14時間) 9/26/2005 10:00(冷却開始から92時間)
収縮成分が残っている
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考察・メモ
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・ピンホールと星野での収縮率が大きく異なる原因についてはまだ調査中。
両者は解析工程がまったく異なるので、どの段階で一律に差が生じるのか。
ピンホールの収縮率はセスケールが2.06218"/mmという定義しか使っておらず
純粋に温度による収縮率に近い(0.3% -> 〜130K)と思われる。
MDPの計算工程を調べている。
・星野はMDPを使って同じ工程を経ていれば正しいマスクは切れている。
・壱さんと鈴木君の作ってくれた歪み補正・モザイクデータで作った画像は
ほぼ一致した。
↓それぞれの画像からsextractorで選んだピンホール点のgeomap結果
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geometry rotate
function polynomial
xshift -14.39657
yshift -57.19899
xmag 1.
ymag 1.
xrotation 0.005814997
yrotation 0.005814997
xrms 0.1305286
yrms 0.3331074
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geometry rxyscale
function polynomial
xshift -14.3561
yshift -56.63485
xmag 0.9999895
ymag 0.9996958
xrotation 0.005003775
yrotation 0.005003775
xrms 0.134475
yrms 0.2223577
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