冷凍機単体試験 2012年11月15日更新 概要: 新品の冷凍機を開封して冷凍機単体試験(冷凍機ヘッド:3CF12010A、バルブユニット:3CG12010A)。 温度推移: データファイル メモ: ・配線表 ・フレキシブルホース使用。チューブは新品開封時のまま、まっすぐで使用(上記写真)。 ・冷却開始は1.8hrあたりから。 ・18.0hr頃に、二つ目の熱負荷を入れた直後に、Si2(2ndヘッド)の温度補正カーブの設定が 間違っていることに気づいて変更。 誤)D6021849 → 正)D6022994 温度補正の修正について: まちがった補正カーブでの2ndの到達温度は (0W,0W)のとき、2.35287K (35W,0.9W)のとき、4.60505K 補正カーブは3.2Kまでしかなく、無負荷時の補正は難しい。 (35W,0.9W)のときは、約4.6Kだったので誤カーブのほうからその値をはさむ2点で 線形補正した電圧値を求め、それを、正カーブでの4.00K〜25.1Kに適用する補正式 を使って温度を求めると、以下のようになった。 誤)4.60505K → 正) 4.63372K また正誤両方の補正カーブを比べると、ちょうど補正曲線を切り替えた8.5Kあたりでは 差が大きい(〜0.02K)が、3K付近は差が小さい(下の図)。 上記の4.6K付近では約0.029Kの補正があったが、見た感じ、2.4K付近でも 同程度の補正がありえる。一方で、冷却開始から2時間後=2.48301K、 3時間後=2.38473K、4時間後=2.35725K、、と多少降下を続けているので、 例えば2時間で冷えきったとしてしまう時のことを考えれば最低到達温度の誤差は微妙。 ・熱負荷測定の後に(21.0hr頃)、バルブユニットのチューブを、ふだん冷凍機ユニットで 使用しているように折り曲げた状態(フレキ配管もU字型に曲げられている)で負荷を 入れて温度を見た。 結果: フレキ配管がまっすぐの状態: 最低到達温度 1st=25.2K、2nd=2.35K 1st=35W,2nd=0.9W のとき、1st=45.3K、2nd=4.63K 1st=50W,2nd=3.0W のとき、1st=60.0K、2nd=8.95K フレキ配管が曲がった状態: 1st=50W,2nd=3.0W のとき、1st=61.6K、2nd=9.40K 結果のロードマップ ロードマップ(3CF12010A)