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準備
(1) 暖房機OFF、暖房機ブレーカOFF(1号機、2号機)
(2) 揚水ポンプブレーカOFF
(3) ヒータブレーカOFF(廊下「L-7」パネル、ヒータ3台分)
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燃料側
オイル側
ベニヤ板、交換部品、ウェス、洗い油の用意
ポンプ等の用意
洗い油用軽油
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準備@発電機室
・プラスチックケースを燃料側とオイル側に揃える。
・工具を揃える(工作室1にある緑色の工具箱)。
・フィルタ交換作業用ベニヤ板を出す。
・ウエスを各箇所に出す。
・オイルポンプを出す。
・燃料フィルタ(燃料エレメント)やオイルフィルタ(オイルエレメント)を用意する。
・洗い油(軽油か灯油)を用意する。
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オイル交換用のオイルを用意
・オイルポンプでオイル用ポリタンク2つ(大きいのと小さいの)にオイルを入れる。電源は4号機横の壁からとる。
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発電機の準備
・G2のエンジンオイルの量、冷却水量を確認する。また燃料バルブが開いていること、オイル漏れがないこと、等を確認する。
・G2のエンジン始動。暖機5分。冷却水温度が上がるのを確認。
・G2の回転数をゆっくり約1200rpm(50Hz)まであげて、さらに約1890rpm(約60-63Hz)まであげ、5分間運転する。
(1200rpmまでは回転数を見て、1800rpmまでは周波数を見ながら上げていく。
変化がスムーズになるように上げる。)
・その間も、オイル漏れ等ないか確認する。
・G1、G2のそれぞれの運転開始、負荷開始、負荷停止、運転停止時間を記録する。
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同期をとってG1からG2へ切り替え
・最初に、稼働中のG1の同期スイッチを「同期」にする。
・次に、G2の同期スイッチ「同期」にする。G2の2つの同期ランプが点滅を始める。
・G2の回転数をG1に合うようにする。
・ゆっくり点滅し同期してくる。この時、回転数を上げると同期が速くなる。5秒間隔くらいで同期するように微調整する。
・同期ランプが2個同時に完全に消灯した瞬間に三相ブレーカ(遮断器)をONにする。
・この時、負荷がかかると電流値が上がる(無負荷時はゼロ)。
・オイル漏れ等をチェックする。
・同期がとれていたら(電流値を見る)、G1の三相ブレーカ(遮断器)をOFF。
この時、G2に全ての負荷が移行しG2の周波数が下がるので、60.0Hzになるように調整する。
・G1の同期スイッチを「単独」に切り替える。
・次にG2の同期スイッチを「単独」に切り替える。
・G1の回転数をゆっくり下げていき、調整レバーがフリーになるまで左に回す。
・クールダウンを5分間行ってから、エンジンを切る。
・クールダウンを待つ間に、切っていた暖房機やヒータをつけに行く。
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オイル交換
・ドレイン口をT字型の専用レンチで開ける。
・アルミ板沿いにプラスチックケースへ流し、ポンプですいあげる。
・ドレイン口の上にある注入口から新しいオイルを入れ、ドレイン口から新しいオイルが
でてくるのを確認したらドレイン口は閉める。
・新しいオイルを入れる。大きなタンクから小さなタンクに移し替えながら入れる。
最後の1杯の前に、オイルの量をチェックし、満タンになるように入れる。
・満タンに入れても、運転が始まって循環すると多少減る。
・吸い上げた廃油は廃油缶に入れる。
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オイルフィルタからオイル抜きしているところ。
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オイルエレメント(オイルフィルタ)の交換
・発電機の運転停止直後に行う場合は熱いので注意。
・エレメントの下に油受けのプラスチックケースを置く。
・下の六角ネジを回すとオイルがでてくるので、一通り出るまで待つ。
・本体を少し回して空気を入れるとさらにオイルがでる。
・オイルが出きったら、本体を取り外す。オイルは廃油缶へ。
・新品のエレメントはパッキンの部分に指で洗い油をつけてから取り付ける。
・取り付けた後は本体周辺を念入りに拭く。オイル漏れがないことを確認するため、
試運転中に白いウエスでパッキンやドレインネジのあたりを拭いて確認する。
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燃料供給バルブ
燃料フィルタA重油
燃料フィルタ
ウエスでカバーする。
燃料ポンプ(作業後、閉め忘れ注意)
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燃料エレメント(燃料フィルタ)の交換
・2種類ある。
・交換前に燃料供給バルブ2つを閉じる。
・発電機の運転停止直後に行う場合は熱いので注意。
・ウエスで周りをカバーする。
・下側のA重油燃料フィルタから交換する。底の1段目のボルト(サイズ17)をゆるめて燃料を抜く。
・上の空気抜きボルトを開けて、さらに燃料を抜く。
・上のエア抜きボルトを開けて、さらに燃料を抜く(量は少ない)。
・燃料が抜けきったら、底のネジの2段目を回してフィルタ本体を取り外す。
・中のカートリッジを取り出して新品に交換、Oリングなど付属品も交換する。
このとき、シール部にゴミがないか確認し、指で軽油をつけて潤滑させる。
・フィルタ本体を取り付ける。底の1段目のボルトは手でしめるだけにしておく。エア抜きネジはゆるめておく。
・上のフィルタも交換する。上のは本体ごと交換するだけ。軽油で潤滑させる。
・上のフィルタ本体を取り付ける。エア抜きネジをゆるめておく。
・燃料ポンプをしばらくプッシュし続けると細いチューブから燃料がでてくるので、
エアが少なくなったらエア抜きネジを閉める。上と下のフィルタはそれぞれ別々のチューブから燃料がでる。
・取り付け後は燃料供給バルブ2つを開ける。
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その他
燃料に水が混ざるとこのカップの下に色の違う部分が見える(運転中にはクルクル
回っているように見える)。その場合は下のキャップを取って燃料を排出する。
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試運転
・メンテナンスが終わったら試運転する。
・エンジンをかけたらオイルフィルタまわり等の内部のチェックする。
・暖機運転5分。冷却水温度が上がってきたら回転数をあげていく。
・1890rpmまであげて10分運転。その間、内部チェック。
・異常がなければ回転数を最小まで下げて5分クールダウン。
・エンジン停止。終了。
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