3Dプリンタでの造形
2017年5月25日

  

後日、長勢くんが色を塗ってくれました。
  

 


・使用した機器、設定条件
    - Stratasys uPrint SE Plus  http://www.stratasys.co.jp/3d-printers/idea-series/uprint-se-plus
    - 2017年3月に宇宙研先端技術工作センターに納品されたばかり
    - 所要時間 造形43時間+サポート材洗浄(超音波洗浄)20時間
    - モデル材(本体)とサポート材(造形中にサポートするが後で溶かしてなくなる)を使用。
    - サイズは高さ約170mm。
   
・メモ 
    - stpファイルは実寸なので、stpファイルの状態で、小さいサイズにしておく。
     (実寸のままにすると、stlファイルで実際の印刷パスの計算が終わらなくなる。)
    - プリンタで使用するには、stlファイルに変換する。
    - 3Dモデルの不整合箇所はプリンタソフトでおおまかに修正してくれる。

・今回使用したCADファイル
    - 000_spica_assy0728_eplm_9.stp

・出来上がったものを見て気になる点、次に3Dプリントする際に気をつける点
    1)主鏡が変(鏡面に隙間がありサポート材に見えたので壊してしまった、薄すぎる?)。
    2)クレジットの文字の向きが逆のほうがよいのでは。
    3)細い隙間が入っている部分がある(CAD図面か、3Dプリンタか、どちらの問題か不明)。
    4)外から見えないSVMの中のエレキボックスやコンプレッサまで造形されていた。
    5)鏡筒内側のベーン(溝)が実際と違う?補強材落ちてしまったのか?
    6)底面は取れてしまった。図面上、くっついていなかったらしい。

・造形中の写真、動画、など
印刷開始頃。サポート剤で土台を作成中。






24時間経過頃。CADに含まれていた内部構造も造形しているのがわかる。


専用液で超音波洗浄後、溶けきらずに隙間に残るサポート材をかき出すのが結構大変。 取れてしまった部品は、最後に接着剤で着けました。