モレキュラーシーブス・ポケット試作品
Sep 4, 2002 tokoku
試作品
サイドウォール(光学ベンチサポート板)の軽量化の穴に、吸着剤を入れた
容器を入れてみる、ということで、とりあえず試作品を作ってみた。
容器はこんな感じ。片面は銅メッシュ、もう片面は熱伝導のために板にしてある。
容器の深さは約14mmで、1つで両手いっぱいくらいのモレキュラシーブスがはいる。
取りつけるとこんな感じになる(写真では、サイドウォールへの取りつけネジは
つけていない)。熱伝導をよくするため、サイドウォールに取りつける”つば”
の部分を大きくとってある。
メモ
1、今回は、アルミで製作依頼したが、ブライアンが銅で作ってくれた。
しかし、銅の容器はかなり重量があって、軽量化の穴がかえって重く
なっている。熱伝導的には十分なので、本番はアルミにする予定。
2、サイドウォールの計量化の穴にぎりぎりに緩く入るように設計したが、
ちゃんと入る穴と入らない穴があった。軽量化の穴は精度の要らない
穴として作ってあるので、微妙にサイズが違うかもしれない。本番は
容器の部分をもう少し小さくして緩くおさまるようなサイズにする。
3、軽量化の穴は全部で16個ある。
1個の容器に思っていた以上にモレキュラシーブスが入りそうだが
(MOIRCS全体でどれだけ入れておけば効果があるかはわからないが)、
いくつ取りつけるか? 16個は必要ないような気がする。