MOS Slit Cutting Test 4
12/6/2006更新 とうこく

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テスト
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Lawrence & Frederickからサンプルでもらった両面アノダイズのアルミマスク
を使ってスリットカットをしてみる。このマスクはFLAMINOSが使用しているものと同じ。

Gauge   003
Alloy   114S
Temper  H-19
Finish  SB(matte)
Color   black
Code    004SX

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結果
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MOIRCS用のレーザ加工用フレームを使用。
Current=24A
Marking Speed=1mm/s
Qsw=1kHz

スリット幅は全て0.3mm指定。約0.65"スリットに相当。

加工速度 切り落とせたスリット Enlarged view [um]
5 mm/m
レーザー側にマット(黒)な面を向けたとき
1回切り 3/5個
2回切り 5/5個
1回切り(切り落とせなかったが
つついて簡単に取れたスリット)

2回切り

7 mm/m
レーザー側にマット(黒)な面を向けたとき
1回切り 5/5個
2回切り 5/5個

レーザー側につやつや面(黒)を向けたとき
1回切り 切り落とせたスリット=5/5個
1回切り

2回切り

8 mm/m
レーザー側にマット(黒)な面を向けたとき
1回切り 3/5個
2回切り 4/5個

レーザー側につやつや面(黒)を向けたとき
1回切り 4/5個
2回切り 5/5個
※裏面から見ているので、
マット側で切ったときはつや側、
つや側で切ったときはマット側が
見えている。

1回切り(マット)

2回切り(マット)


1回切り(つや)

2回切り(つや)

10 mm/m
レーザー側につやつや面(黒)を向けたとき
2回切り 3/5個

------------------------------ 結果・考察 ------------------------------ ・24A、速度7-8mm/mが適当そうである。 ・1回切りでも2回切りでも、切口にはあまり差が見られなかった。 (1回切りで、切り落とせなくても、そっと触れば取れる程度。) 0.31mm幅の時、幅に対して約5%のギザギザが片辺にのみ見える。 ・カットする面がマット面でもつやつや面でもあまり差が見られなかった。 ・テストでは均一なスリット幅(0.3mm指定)で切っており、細・太スリットは試していない。 ・スリットの長い辺の片側がギザギザすることについて。 レーザは、スリットの長い辺の片側を切ってから、もう片側を切るため、2つめの辺を切る ときに、スリット部分がふらふらしてギザギザができるものと思われる。 ・2回切りのとき、両方向から切るようなカットを試してみたが、あまり差はなかった。 切り落とせる率も良くなるかと思ったが改善なし。 ・もう少し細かい幅のテストなどはこちら。 ・アルミマスクの現状(2006年11月現在。ばらつきがあって、たまにひどいのがある。加工パラメータは不明。)