2003年6月4日(水)  小俣、鈴木、東谷


初めて、MOIRCS全体をシミュレータに載せて傾ける実験を行いました。

予定では、アラインメント・テレスコープを使った歪み測定をするはず
でしたが、作業の都合上、今回は時間がないのでとりあえずシミュレータ
に載せて振ってみて、G10が折れたりよっぽどひどいことが起こらないか
どうかだけをチェックしました。

※写真はクリックすると拡大できます。



まずは、今日の体重チェック。主に検出器デュワーと
冷凍機2台が載っていませんでしたが、「1237kg」。



シミュレータにMOIRCSを固定します。



シミュレータ側に、1300kgのカウンターウェイトを2つ載せます。



ゆっくり仰角を上げていきます。


    
仰角は最大25°まで上げて、そこから今度は回転方向に90°回しました。

....こんな風に観測するんだろうなぁという実感がわいてきて、なんだか嬉しい瞬間でした。


  
見た目と音では、特に問題はないようでした。


次回は、アラインメント・テレスコープで歪みによる移動量の測定実験
を行う予定です。