ターレットのインストール     1.ターレットの洗浄と組み上げ


2003年4月29-30日

小俣、東谷、鈴木 (レポート:東谷)



ターレットは2セットありますが、それぞれ解体してアルコールで脱脂します。 写真は、ターレットやベアリング部分です。 ターレットの構造部分です。7枚の薄板から成ります。 ターレット部は全てアルミ合金(Al6061-T6)ですが、低温用熱処理はしていません。 ベアリングとネジ類を超音波洗浄器で脱脂します。 超音波洗浄器は蒸着チームの物を借り、コーヒー缶に洗浄物とエタノールを入れ、 それを水の入った洗浄器につけて、15〜20分間洗浄しました。 毒劇物を扱うので、排気フード(fume hood)の中で行いました。 ベアリングは低温で実績のあるものを使うはずだったのですが...、買ったのは普通のベアリング だそうです。低温で回るか心配です。 (左)ターレットにベアリングをつけて、(中)ワッシャで抑えて、(右)真ん中のホイールの部分をとりつけます。 脱脂後のターレットはスムーズに動きましたが、油がないせいか少し擦るような音がします。 同じようにターレットを3段積み上げていきます。 組み立てたあとは、除湿剤(タンス用?)を中に入れて穴をラップでふさぎました。 ここで、ターレット1セット分の重さを量ったら、58kgありました。 一つあたりの、分解、洗浄・清掃、組み立てで約半日かかりましたが、組み立てのときに、 取り付け順を間違えたり方向を間違えたりして結構苦労しました。