望遠鏡の最新仕様
1/24/2007 Updated


M1 apertre 30 m
738x1.2m segments
t=0.04m
FOV 20 arcmin
primary F/1
final F/15
focus Nasmyth
First Light 2015
・主鏡中心から20mのところに焦点面。 ・主鏡中心から31.5mのところまでナスミス台。 つまり、装置の半径方向のサイズは最大でも10m程度。 TMT Conceptual Design Review(5/8/2006)から一部抜粋、簡約。 ------------------------------------ 構造設計の特徴 ------------------------------------ ・alt-azimuth望遠鏡のミラーサポートは通常はaxialとlateralの2方向に動けばよい。 ・TMTのミラーサポートはもっと複雑。 --主鏡セグメントは「3次元サポート」が必要。 -6つの異なるセクターの全てに組み込まれる。 -エッジにあるセグメントは光軸に対して15°傾く。 -セグメントは蒸着釜の中では上下逆さまに吊られる。 --副鏡だけはalt-az型サポートを使う。 --第3鏡も3次元サポートが必要。 -第3鏡は使用する装置に向かって傾く。 -lateral方向の範囲は中心線から±77°。 --------------------------------------------- 望遠鏡使用に対する要求 --------------------------------------------- TMTの要求は複雑。 ● 2つの観測モード ・シーイングリミテッド(SL) ・AO補正(AOC)(実際にはマルチプルなAO補正モード) ● Performance Budget(と Error Budget) ・収差 -SL 80% Encircled Energy(D80) -AO RMS Wavefront Error ・画像の回転 ・ポインティング ・瞳 ・プレートスケール・distortion ・スループット ・エミッシビティ ・運用 -slewing時間など ● Performance Budget は視野位置、天頂角度、波長で変化する。 ● Performance Budgetは以下の補正の後に残るエラーにおいてのもの。 ・Non-opticalな制御ループ(例、ルックアップ・テーブル) ・Opticalなクローズド・ループ制御システム ・AOシステム ● 補正前のエラーレベルの制限も含み、各段階で異なるレベルの補正が必要である。 ● 設計は目標コストに見合わなければいけない。 ● そのほかの動機 ・安全性 ・高い信頼性 ・全体重量の制限 ・高い共鳴振動数 ・熱散逸への制限 ・運用の有効性 ------------------------------------------------------------------- インターフェース: サイエンス観測装置 ------------------------------------------------------------------- ● ナスミス・プラットフォームは多くの観測装置を安定してサポートするものでなくてはならない。 ● SRDでは、各ナスミス・プラットフォームは450m^2を必要とするとしている。 ・バスケットボールのコートは436m^2である。 ● 観測装置へのアクセスには、アジマスのケーブルラップを通って 二つのナスミス・プラットフォームへ向かう。 ● 望遠鏡には、ナスミス・プラットフォームへの階段と通路を備える。 ● 参考設計では、ナスミス・プラットフォームはエレベーション軸の2m下にある。 ・大きな観測装置の場合はもっとクリアランスが必要だろう。 ・観測装置によっては、フォールド・ミラーなどを使う場合などで、上向きを 好む場合もあるだろう。 ● ナスミス・プラットフォームの構造は、stiffな節点で格子状にしたモジュールで 各セクションは切り放して置き換えられる。 ・観測装置はstiffな点にマウントする。 ・観測装置はプラットフォームの面を突き抜けることもある。 ・片方のプラットフォームはもう片方よりも低くする。 ● 観測装置はプラットフォームの内側の縁を越えて延長することはできない。 先端が動く構造のため。