VPH-K用プリズム メモ
2/18/2009

ホルダ製作にあたって、ホルダの穴の大きさを知りたい。

   画by鈴木

メモ
    瞳 〜 グリズムターレットの板(回転する円板)の瞳側の面 : 7mm 瞳 〜 グリズムホルダーがグリズムターレットにねじ止めされる面 : 10mm ※ネジ止めM5ボルトに対して、ターレット板厚3mmに注意(涙,,,)。
光束の計算:Thanks to Ebizuka-san:
    まず、グリズムの入射側の平面から13.5mmに瞳を置き、0°と±4°で入射する 光束を計算します。 ここで屈折率は2.2μmにおける値、ZnSe:2.438, S-TIM35:1.655、角度は光 軸に対する値で時計回りを+としました。 Pupil     -4°   0°   4° 18.5°Air/ZnSe 9.47  11.02  12.61 ZnSe/S-TIM35 14.03  16.35  18.75 VPH grating(424本/mm)における回折角を計算します。 2.0μm arcsin{sin(18.75)-2.0*424/(1000*1.655)}=-11.01 arcsin{sin(16.35)-2.0*424/(1000*1.655)}=-13.35 arcsin{sin(14.03)-2.0*424/(1000*1.655)}=-15.66 2.2μm arcsin{sin(18.75)-2.2*424/(1000*1.655)}=-14.02 arcsin{sin(16.35)-2.2*424/(1000*1.655)}=-16.37 arcsin{sin(14.03)-2.2*424/(1000*1.655)}=-18.73 2.4μm arcsin{sin(18.75)-2.4*424/(1000*1.655)}=-17.06 arcsin{sin(16.35)-2.4*424/(1000*1.655)}=-19.47 arcsin{sin(14.03)-2.4*424/(1000*1.655)}=-21.87 以降は中心および最も角度が大きくなる光束、すなわち底面側の短波長と中 心、頂角側の長波長の光束について追跡します。 VPH424    -11.01  -16.37  -21.87 S-TIM35/ZnSe  -7.45  -11.03  -14.65 18.5°ZnSe/air  9.36   0.02  -9.07 添付の図面のように光軸をプリズムの中心線と一致させた場合に底面側の短波 長の光線が平面の端から0.5mmであることが分かります。 一方、頂角側の長波長の光束は上面から6.7mmです。 以前のメールのように光軸をプリズムの中心から頂角側に3mmほどシフトさせ ればケラレないことが分かります。