フィルタ冷却試験メモ 2009年10月14日 岩田、矢部、東谷@三鷹開発センター 本郷の実験で短波長側にリークが見えたので、UV-3100で測定してみた。 バンドパスフィルタのほうに1.4umあたりでリークがあるが、カットフィルタのほうで カットできているようである。ブロッキング測定については今後の課題。 測定順序と測定データ ・1000-3200nmに設定 ・何も入れずベースライン ・オートゼロ@1600nm ・20091014_1.dat 何も入れないで測定 ・20091014_2.dat CDフィルタ ・1400-1800nmに変更 ・何も入れずベースライン ・オートゼロ@1800nm ・20091014_3.dat フィルタCD ・20091014_4.dat テストピース@+放射線試験用ジグ ・20091014_5.dat フィルタなし、放射線試験用ジグのみ ・20091014_6.dat フィルタなし、ジグなし ・20091014_7.dat テストピースB+放射線試験用ジグ ・900-1800nmに変更 ・何も入れずベースライン ・オートゼロ@1800nm ・20091014_8.dat テストピース@+放射線試験用ジグ ・20091014_9.dat テストピースB+放射線試験用ジグ ・20091014_10.dat フィルタCD 先週10月9日に少しだけ冷却試験したフィルタCDをいったんデュワーから出して目視チェック。 問題なさそうなので、再びデュワーに入れて冷却サイクル試験。 テストデータ 冷却・昇温は順調に進んだ。最低到達温度は86K。 昇温時はヒータと温度コントローラでほぼ自動的に2K/minで温度上昇した。 最後にデュワーを開ける前にウィンドウから中を覗いたところ、フィルタに霜がついていた。 真空引きしながらヒータを310K程度に30分以上おいてから大気圧に戻した。 霜がついた原因は、常温付近での昇温が足りなかったうえに、真空配管を取り去る際に空気が デュワー内に入ったのではないかと思われる。今後は気をつける。 その後、デュワーから取り出して目視チェック。 霜のついた(ウィンドウと向かい合っていた)面には汚れのようなうっすら白い跡が残った。 フィルタセットの反対側の面は銅板でふさがれておりフィルタは露出していなかっため異常はなかった。 その後、同じフィルタを温度制御せずに、液体窒素温度まで急速に冷やす実験。