MOIRCS サポート構造・強度解析 3(デルタ型) 2002.9.23 tokoku 解析
材料 | 材質 |
質量密度 [kg/m3] |
ヤング率 [Pa] |
ポアソン比 |
アルミニウム(常温) | Al6061 | 2.68×103 | 68.2×109 | 0.332 |
ステンレス(常温) | SUS304 | 8.0×103 | 197×109 | 0.29 |
G10(常温) | Epoxy Glass-Fiber | 1.88×103 | 20.7×109 | 0.12 |
・拘束条件: サポート構造の上の輪の、カセグレン・フランジのコネクタ箇所(全16箇所) を3方向拘束(図1で赤く示したところが完全に固定されていると仮定した)。 ・荷重条件: 重力のみ(重力方向-z、x、yの3つについてそれぞれ解析を行う)。 ・g=-z は、デュワーがまっすぐ立った状態 (カセグレン焦点面が上を向いている) ・g=x は、二つの光学系が上下になっている状態 (ゲートバルブのモータが下向き) ・g=y は、二つの光学系が横に並んでいる状態 (マスクデュワーが下向き) 各座標は図1で示してある座標のこと。 ・コメント: デュワーの中身は、ほぼ全てのものが実際に近い重さを持って、 実際に近い場所に配置されている。 結果◆デュワー全体の変位量と応力
装置(重力)方向 | 最大変位量 [um] とその場所 | 最大応力 [MPa] とその場所 | |
(今回の解析) デルタ型 |
g=-z | 70 (マスクデュワー外端) |
4.9 (G10ストラップ(上・垂直)の上端) |
g=x | 170 (サイドウォール上部) |
4.7 (G10ストラップ(下・水平)の両端) |
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g=y | 122 (レンズウェイト一番下) |
4.7 (G10ストラップ(上・水平)の両端) |
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(前回の解析) 8本+上4本足型 |
g=-z | 118 (下部リング) |
2.4 (上の短い足のデュワー側根元) |
g=x | 1058 (下部リング) |
23.7 (下の足のデュワー側根元) |
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g=y | 902.6 (下部リング) |
28.4 (下の足のデュワー側根元) |
装置(重力)方向 | 最大変位量 [um] | 最大応力 [MPa] | |
(今回の解析) デルタ型 |
g=-z | 57 | 3.7 |
g=x | 163 | 3.1 | |
g=y | 122 | 0.5 | |
(前回の解析) 8本+上4本足型 |
g=-z | 63 | 0.38 |
g=x | 200 | 3.0 | |
g=y | 158 | 0.54 |
※アルミニウム(Al6061)の耐力は、54〜255 MPa です。 考察