Ch1用VPH-K 分光標準星から得た分光効率 2011年3月8日 とうこく 目的 2010年に新規に入れたCh1のVPHKグリズムの効率測定。 (2009年に入れたCh2のグリズムは2010年1月に分光標準星を用いて効率測定済み。) 観測 2011年1月21日 Thanks! 田中壱さん。データログはこちら。 当夜は″Clear and Good Seeing″とのこと。 標準星は HIP41987(A0V型、K=7.962mag)。 分光標準星を撮るときはスリットなし(スリットレス分光)。 OC_HKフィルタと併用。 較正用CAL輝線を撮るときのスリットの位置に標準星を置いて分光。 ドームフラットは使わずに解析。波長較正にはスリットありで撮ったCAL分光画像を使う。 マスク画像、CALで分光した画像、分光標準星をスリットレス分光した画像。ch1を使用。 分光直前の星の座標は、Slit_1 (1600, 745)、Slit_2 (1126, 1148)。 ※グリズムを入れると、スペクトル全体が約360pix下側へずれている。これについては下部にメモ。 結果 ・全て込み(望遠鏡、装置光学系、グリズム、検出器効率)の効率。 ・黒線が今回測定したCh1の効率曲線、青線は2010年1月に測定したCh2の効率。 ・スリット2の位置で、1年前に測定したCh2のグリズムとほぼ同じ曲線となった。 ・分散は平均で1.94Å/pix(スリット1と2で同じ結果)。 ・2.3μmで感度が落ちているのはOC_HKフィルタを用いたため。Ch2測定時はOC_1.3フィルタを使用。 ・Slit_1の効率なにか変?>再度確認中(Slit_2と全く同じステップでやっているのだけど、、、) Ch2の経験では、検出器のまんなかへんのSlit_2の場合の効率のピークは2.1umあたりにあると 想定していたが。。。Brγが見えているので波長は正しそう。 メモ ・グリズムを入れるとスペクトル全体が下へずれることについて。 Ch2では上へずれていた。グリズムがマウント内で傾いていることの影響。 考察中。