冷却実験用デュワー温度制御試験 2009年6月12日@三鷹ATC 前々回、前回 のつづき。 前回ダミーとして入れたVPHを出して目で確認。特に変わったところ(剥離、白濁など)はなさそう。 今日は、デュワーをUV-3100に入れてみる。 持ち手は取らないと入らない。ステージの上ぎりぎり。 このままではプリズムなどを外に置くことはできない。 ラボジャッキがちょうど入った。こうすると、デュワーを少し入射側(写真でみると右側)にずらせる。 その上にひとまわり小さいラボジャッキを載せると、ウィンドウに届く。出射側も同じ。 VPH-Kの場合、45°+3.3°プリズムを前後に置くと光は直進する。1セットの幅は30mm程度。 その後は、冷却試験デュワーで温度制御ができるかどうかを試してみる。 今日は新たに ・Lakeshore331をきちんと配線。温度センサ1個。ヒータ1個。 ・ヒータは50Ω。Lakeshore331でヒータ出力をHighにすれば最大50W。 試験結果 ・温度制御は、250Kから変化率(Ramp=)0.1K/min、SetPoint=200K、の設定でスタート。 ・ヒータ出力は「Med」(出力約5W)から開始。 ・LN2を入れて5分もしないうちにあっさりSetPointを下回る(下写真)。予想はしていたが、ヒータが全く歯がたたず。 ・ヒータ出力を「High」(出力約50W)にしたら、少し温度上昇したもののあるところでまた低下に転じた。 ・液体窒素の量に応じて真空度もフラフラ。 今後の対策 ・Lakeshoreではあまりヒータを大きくできないので、熱パスのネジを減らす、液体窒素をチビチビ入れるなど 細かい作業が必要。もしくは大きなヒータを入れて外付け電源にして手動で制御とか。 ゆっくり冷やすのはなかなか大変かも。