レプリカ選定

  ・レプリカ番号は表上部の括弧内。カタログは06/08版を使用。
  ・「1T」が1次光。
  ・ブレーズ角が30度ちかくになると、効率に偏光依存性が生じるので、45度の直線偏光か
   円偏光を入射して(無偏光が入射したのと同じ)、結果を確認する。
  ・一般的に、溝の間隔は波長の2倍以上に取るのが良い。
   それ以下になると、アノマリが発生して、効率が落ちる。

鈴木レシピより、以下を参考にする。
  ・効率曲線が満足する値に収まるようにβ、dを選ぶ。分解能はdにしか依らないのでdを優先する。
   βが大 → 波長:長波長側にシフト
   βが小 → 波長:短波長側にシフト
   dが大 → 分解能:高
   dが小 → 分解能:低

  ・スペクトルの位置が満足する位置にくるようにαを選ぶ。
   αが大 → 位置:短波長側にシフト
   αが小 → 位置:長波長側にシフト


R=800 理想的なα、β、d の場合の絶対効率   ・m=1, J-band, R=800, α=46.285, β=34.727, d=262.5 [groove/mm]   ・※このままではαとβが大きすぎる。 レプリカで作った場合の絶対効率 ※53-*-825R : max. ruled area=64mmx64mm
R=700 理想的なα、β、d
R=600 理想的なα、β、d の場合の絶対効率   ・m=1, J-band, R=600, α=37.574, β=28.529, d=221.44 [groove/mm] レプリカで作った場合の絶対効率
R=650 理想的なα、β、d の場合の絶対効率   ・m=1, J-band, R=650, α=39.946, β=30.458, d=233.17 [groove/mm] レプリカで作った場合の絶対効率 (dの大きい順) ※53-*-825R : max. ruled area=64mmx64mm 825 偏光の効果 820 プリズム頂角の効果 分解能はdにのみ依るので、dで選ぶと 53-*-825R か。偏光の影響に留意。
53-*-825Rでグリズム頂角を38.0°にした場合。 検出器上のスペクトル位置はR=610相当に近くなる。 ################################## Given parameters ################################## # Rays at 1.235um coming from 1.12' transmit straight. # BAND=J R=610.0 n1(C_FS150K)=1.44668 n2(REGRESIN)=1.56982 m=-1.0 phi=-6.20 # W=0.34 f_col=620.50 D=50.0 ################################## Grism parameters ################################## # alpha=38.059 # beta=29.134 # d=223.87 # lambdamx=1.240 ################################## Misc parameters ################################### # thetacol=0.000e+00 # thetain=6.200e+00 # theta1=4.281e+00 # theta2=-3.082e+01 # thetaout0=-5.354e+01 # psi0=-2.169e+01 ################################# Efficiency ######################################## # Angle (Ishort,position,R) (Imid,position,R) (Ilong,position,R) BAND:J m=-1.0 0.000 (0.99, 373, 567) (1.00, 556, 598) (0.99, 737, 630) 1.118 (0.99, -188, 578) (1.00, 0, 610) (0.99, 186, 642) 2.236 (0.99, -756, 591) (1.00, -561, 624) (0.99, -369, 657) 3.000 (0.98, -1152, 602) (1.00, -950, 635) (0.99, -752, 669)