自然昇温で約70〜95Kの状態から再冷却開始。
自然昇温で約70〜95Kの状態から再冷却開始。
KAGRA参加者:木村、東谷
東理社の3名が東芝京浜事業所に赴き、冷凍機ユニットをクライオスタットに接続する部分の作業指導を行った。
同じ冷凍機(3CF12006A)で、冷凍機ON前に規定の熱負荷(35W,0.9W)を入れてから冷却開始。
参加者:鈴木、木村、小池、阿久津、ちんたん、東谷
柏から実験機材を持ち込み。
金属球を吊るす作業。まずはシールドが単体で置いてあるクリーンルームで吊るす練習を行った。球はケプラー糸とカラビナで吊るす。
そのあと、クライオスタット1号機内で実際に吊るす作業。KAGRAメンバーがクライオスタット内に入るのは初めて。
クライオスタットとシールドの間に2人立てる。反対側も同様。シールドの下をくぐって楽に行き来できる。3〜4人は同時に入って作業できそう。またシールド内に渡した足場板に乗ると、立て膝で天井に手が届く。
伝導冷却体(シールド外〜クライオスタット外)。クライオスタットを出てすぐのところで防振機構付き冷凍機ユニットに接続される。冷凍機ユニットは来週には接続される。
伝導冷却体(8Kシールド内)。アルミ板と一体化したヒータがついているブロックは懸架系の冷却、もう一方の伝導冷却体が接続されているほうはシールドの冷却。各2個が8Kシールド内に見えている。またヒータのブロックは天井にも一カ所ついている。ヒータブロックは1個で20W。
そのほかの伝導部。銅網線でできた蝶番部分は圧縮接合(圧着でもなく溶接でもない)。
丸いのは温度計、その下の銅板はケーブル用のアンカー。予備配線の先端にはBundyピンがついた状態。
水平サポート。
レーザ光路。冷却試験のために閉止されている。
8Kシールド内の作業用足場。足場の下に電気配線系のコネクタがある。
真空ポンプユニット(東芝のもの、ボロい)。真空度はクライオスタットの上のほうで測定。
クライオスタット内部用空気清浄機。クライオ内は温度23℃、湿度20%。防塵服を着て作業すると汗だくのようです。
加速度計を設置して地面振動の測定。週明けまでの数日間データを取り続ける。昼間はすぐ隣のエアコンの振動が大きそう。
冷凍機ヘッド : RP-082B2S 3CF12006A
バルブユニット: RP-082B2S 3CG12006A
フレキホースをつないだ状態でコンプレッサのチャージ口からヘリウム充填(今度こそ規定内最大圧力に)してから冷却開始。