柏→天文台。
宇宙線研1階東実験室がだいぶ空いたので、低温グループの荷物を101実験室から少し運びこむ。本日現在、宇宙線研1階東実験室に置いてあるものは以下の通り。
・冷凍機ユニット10号機用 コンプレッサ・フレキ2箱+大箱1箱
・クライオダクト用エアウォーター冷凍機 付属品1箱、フレキ1箱、コンプレッサ、単体試験用フレーム
・分配器
・装置⇔分配器用ケーブル 2箱
・緩衝材(大量)
冷凍機ユニット16号機や冷凍機のコンプレッサ9台を含む、低温関係のものを飛騨倉庫に送るための搬出がありました。台風接近中で小雨でした。宇宙線研1階東側実験室に置いてあった低温関係のものはひとまず全て搬出されました。
実験室では、昨日のアンカー穴が乾いたので、それぞれの装置を設置位置へ移動しました。まだアンカー固定はしていません。防振クライオは輸送ジグを取り付けたまま、真空引き+冷却の試運転とサーシャたちの予備実験を兼ねて、全てのセットアップをして真空引きを開始しました。温度モニタ、ヒータの電源接続等は、冷凍機ユニットのものをそのまま使用。冷却は明日開始です。コンプレッサは2階のF-70を使います。
そのすぐ隣では、榊原くんたちが1/4クライオスタットに入れる1/2ダミーミラーの懸架練習をしていました。懸架フレームは透明シートで囲い作業用の出入り面はマジックテープでシートを開けてアクセスできるようにしました。クリーンブースと繋ぎ、クリーンブースの組み立て用フレームで組み立てたものを懸架フレームへ移していました。クリーンブース作業は3人でした。
明日の柏キャンパス一般公開での低温実験室公開に向けて、装置の位置を少しずらして、室内が見えやすいように配置しました。懸架フレームもちょうどダミーミラーが懸架されているので、見えやすいように90度回転させました。サファイアミラーのほぼ実寸モックアップも展示します。
昨日に続き冷凍機単体試験後、冷凍機ユニットで使っている曲がったチューブを使用して熱負荷ありで同様に到達温度を測定。曲がったチューブのほうが冷却能力が悪かった。
そのあとこの冷凍機(3CF12010A/3CG12010A)は東理社へ引き渡し。昇温が間に合わず冷たいまま解体作業。