ダイキン冷凍機修理など
本日はこまごまともりだくさん。
1)クライオスタット3号機に入れる1/2懸架用フレーム組み立て
2)クライオダクト用冷凍機単体試験の準備
3)101実験室クレーン定期検査&ウェイト試験
4)クライオダクトミーティング
5)ダイキン冷凍機修理
1/2懸架用フレーム組み立て。明日、コンプレッサとともに東芝へ運んでもらいます。
クライオダクト用冷凍機単体試験は明日。
クレーン定期検査。このクレーンは新しいのでウェイト試験は初です。
ダイキン冷凍機修理。焦げたコネクタの裏側は特に異常はなく、ケーブルも無事でした。ハーメチック部分にヒビがあり、内部のヘリウムは完全に抜けた状態でした(事故時ではなく、そのあと時間をかけて抜けたと思われます)。コンプレッサ単体の動作確認をし、コネクタを交換し、内部のヘリウムを念入りに置換して、コールドヘッドの動作確認をしておわりでした。
東芝での作業:1号機冷却開始直前
KAGRA側参加者:鈴木(午後)、木村(午前)、榊原(午前)、東谷
1号機真空度(左が10:00頃、右が17:00頃。?)
冷凍機のヘリウムフレキシブルホース配管、コンプレッサ水冷配管(東芝の工業用水を流しっぱなしで使用)、など。
データロガー設定。やっとPCで読めるようになりました。真空ゲージもデータロガーで電圧値を自動ログをとれるようになりました(2号機からはPCで圧力を読めるようになる予定)。
リークがあったΦ800メタルOリング。リークのあった部分は両面とも黒い筋がついていました。
別のメタルOリングは指跡らしきものが。
そのほか作業風景。
クライオスタット3号機は80Kシールドだけが入った状態のまま。
明日(2013年2月6日)午前から冷却開始予定。
加速度計冷却試験治具
東芝での作業:データロガー接続、建設記録映像ロケハンなど
東芝での作業:温度センサ設定など
KAGRA側参加者:鈴木、木村、榊原、東谷
クライオスタット1号機の温度センサの設定を行いました。真空ゲージをPCと通信できるようにしました。
配線が混みいってきました。
1号機はリーク試験を行っていました。
クライオスタット1号機の冷凍機ユニットの床固定部分。今回は冷却性能試験のみで振動試験は行いません。
クライオスタット3号機用のシールドはクリーンルームの外で組み上げ作業が行われていました。
KAGRAエリア内のクリーン度を測定しました。カウントは高めです。現在シールド組み込み作業を行っている2号機内部からの空気の吹き出し口はさすがにカウントは低かったようです。
そのほか。2号機と3号機の前室。
東芝での作業:ネットワーク設定、温度モニタ設定など
KAGRA側参加者:榊原、東谷
主な作業内容
・工場クリーンブース内にWifi高速通信を設置しました。PCがオンラインになって、外部からリモートデスクトップで作業したり、リアルタイムにデータを見ることができるようになりました。
・温度モニタ(Cryocon)をオンラインにしました。PCでログをとれるようになりました。
・温度モニタのログデータをgoogleドライブに入れ、外部からでもリアルタイムに温度データが見られるようになりました。
・各温度センサの校正温度曲線を温度モニタにアップロードしました。全ての配線が終わっていなかったので温度を正しくモニタできているかは確認できませんでした。
2号機はシールドがインストールされていました。