ダクトシールド組み上げ作業@東理社

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2月 032014
 

KAGRA側参加者:木村、榊原、東谷

ダクトシールドのヘリサート下穴に付着物があってヘリサートが入らない。マスキング材かソルブラック処理材か不明。原因究明中。

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ダクトシールド試作品組み上げ@東理社

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12月 182013
 

KAGRA側参加者:鈴木、榊原、東谷

ソルブラックを施したダクトシールドの試作品を東理社工場のクリーンルーム内で組み上げてもらい、接合個所などの確認を行いました。

クリーンルーム。前室付き。クライオダクト1号機はリークテスト用に排気中。クリーンルーム外には2号機、3号機も待機中(組み上げ中)。

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クライオダクトの設置はけっこう難しそうとのこと。角度のある締め付けに対応するための球面座金。

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レーザトラッカー用台座。フランジ取り付け用の移動式チェーンブロック。

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届いていた試作品。シールド筒1本(試作)、フランジ2個(試作)、バッフル4個(試作品1個、本番品3個)を開梱して納品検査。金属技研でベーキングの際につけた箱番号は、①②がフランジ、③④⑤⑥がバッフル。バッフルは試作品を区別していない模様。③→④→⑤→⑥の順に開けて、⑥を試作シールド組み上げに使用。フランジのエッジには傷で金属面が見えているような箇所が見られる(バッフル4個中3個のふちに傷。引っ掻いたように連なった傷も)。ホコリが傷に見える時もある(ホコリっぽく見えるものは弱くエアブローして落ちるかどうか見た)。ケガキ線に対して90度か180度の位置のふちに傷が付いていることが多かった印象(ソルブラックの際の吊り治具との位置関係か?)。梱包材に擦れてついた傷ではない印象。封入した窒素が抜けたのか、エッジは緩衝材に押されている状態が多かった(ついでに、箱も「上積厳禁」シールが全ての箱に貼ってないのは改善の余地あり)。

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筒。金属技研では床を転がして木箱に入れたとのこと。隙間なく木箱に収まっており取り出すのに苦労していました。ロープを通してクレーンで取り出して、台車に載せてクリーンルーム内へ。本番品のときの取り扱い方法を考える必要あり。

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筒の内壁は目視だと光沢があるように見える。外の物の像が比較的はっきり映って見える。写真で筒の向こう側にいる作業者の後方にあるクリーンルーム内の天井の電灯が筒の奥(写真手前)に見える。筒のネジ穴にヘリサートを入れる。

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ソルブラック部分をクリーンクロスで拭いてみたところ、黒いものが付着しました。写真3枚目は乾いたクロス、4枚目はアセトンを染み込ませたクロスで拭いたところ(筒のふちを一周なぞる)。あまり差がない印象。

メモ)試作筒は金属技研でベーキングしていない。

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フランジとバッフルを取り付ける。はめあいが若干きつく、叩いて入れる。ソルブラック分(〜20um)きついか。ボルトは2〜3個おきにつけるだけにする。2枚のフランジのはめあい部分(ボルトヘッドが交互になる部分)も確認。

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低温(鏡)側から覗いてみる。バッフルとフランジの接合面の円周が白く見えるが、クリーンルームの電気を消してバッフル側に暗幕をすると目立たなくなる。接合面に外から強い光を当てても漏れている感じはない。周囲を暗くして光を当てると筒内壁のゴミと、筒内壁中央の接合面の加工跡の筋が目立つ。

メモ)試作品はシールドふちをソルブラックしたが、本番では熱伝導のためにソルブラックしない。

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筒内中央の筋からは茶色の粉状の塊が多数でていました。筋を手でなぞると粉がつぶれて汚れます。(試作品なので、いろいろ触ったり拭いたりしてみました。)

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東理社見学

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11月 272013
 

KAGRA側参加者:木村、榊原、東谷

東理社新工場見学。真空ダクト第一弾到着(本日)、クリーンブース確認、クライオダクト打ち合わせ。

今春から借りていた真空ポンプユニットを返却。1/4クライオスタット用液体窒素チューブ納品、ガスギャップテスト用クライオスタットを受け取り。

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クライオダクト試験用に貸与した鏡板2枚に物品シールを貼りました。

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ガスギャップ試験用の単体試験クライオスタットができあがっていたので、持ち帰りました。

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実験室作業

 搬出, 東理社  実験室作業 はコメントを受け付けていません
11月 112013
 

住重冷凍機単体試験用真空槽(ガスギャップ試験用に改造のため)、住重ソルベー冷凍機1台(クライオダクト用)、その他作業用ウマなど(東理社から借りていた備品など)を東理社へ引き渡し。樋口さんが受け取り。

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先週、東芝から戻ってきた排気セット(ドライポンプユニット、ターボ分子ポンプ、ゲートバルブ、など)をミラプロへ支給。KEKのトラックに載せて、柏キャンパスすぐ裏のミラプロが借りている工場へ輸送。

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改良防振クライオスタット組み立て

 東理社, 防振クライオスタット  改良防振クライオスタット組み立て はコメントを受け付けていません
10月 212013
 

先週納品された改良防振クライオスタットを東理社が組み上げてくれました。

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防振クライオスタットを吊るための治具。

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性能試験が終わった冷凍機ユニット16号機は輸送用梱包をし、15号機は何も作業しませんでした。

1/4クライオスタット液体窒素予冷見学

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8月 302013
 

KAGRA側参加者:山元、榊原、ちんたん、東谷

東理社に於いて、1/4クライオスタットの液体窒素予冷配管の試験に立ち会わせていただきました。2系統の窒素配管をそれぞれ90分ほどかけて予冷したあと、配管のヘリウムリーク試験を実施しました。

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山元さんの写真

1/4クライオスタット視察@東理社

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8月 162013
 

KAGRA側参加者:鈴木、木村、小池、山元、麻生、阿久津、Ronny、Sacsha、榊原、ちんたん、東谷

本日はクライオダクトの打ち合わせついでに、東理社で完成間近の1/4クライオスタットを見せてもらいました。来月には柏に搬入される予定です。

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真空槽

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シールド部

最初の2枚が1段目(80K)シールド、次の2枚が2段目(8K?)シールド。

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液体窒素予冷機構+低温懸架部

窒素で予冷したあと、ふたの中央にある駆動機構で懸架系をつり上げて、冷凍機からの冷却に入ります。窒素予冷経路は懸架系とシールド系の2系統が独立しています。

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ふた部

中央に大きな手動の駆動機構がついています。ふたにはいろいろ載っていて、ふたの板だけで260kg+駆動機構+冷凍機コールドヘッド+コールドヘッドのカウンターウェイト22kgで、かなり重そうです。

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シールドフランジがトップフランジにぶらさがる構造になっており、シールドは真空槽の中に先に置いてあります。ふたをする前に長いレンチ8本を挿しておいて、ふたを閉めてからシールドフランジとフランジの間のボルトをその長いレンチで締める、という手順を説明する後藤さん。

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山元さんの写真