東芝での作業:クライオスタット3号機冷却開始準備など
KAGRA側参加者:ちんたん、東谷
ローマ大学:Luca、Ettore
クライオスタット2号機。昨日午後から冷却開始しています。(真空表示器は右が2号機、左が3号機を示しています。)
3号機。外部の配線作業および真空リーク試験中です。2〜4号機の配線が頭上を行き交っています。(真空表示器は4号機を示しています。)
3号機に入れた加速度計の信号確認のため、ちんたん君がスタンバイしています。2号機の加速度計はLucaが冷却中の測定をしています。
4号機。昨夜から(ゲートバルブを開き忘れたので実際には本日朝から)真空引きが始まっています。引き始めはメカニカルブースターポンプで、ドライポンプに切り替えるとうまく引けずに再びブースターポンプに付け替えてからドライポンプへ、という切り替えをやっていました。
1号機。冷凍機は外されて、クリーンエアの送風をしています。
東芝での作業:熱負荷試験続き
KAGRA側参加者:木村(午前)、東谷(午後)
クライオスタット1号機の熱試験の続きを行いました。8K天板に5W(2.5W+2.5W)、10W(5W+5W)の熱を入れました。そのあとはヒータをOFFにして真空引きをしながらいったん冷えきるのを待って昇温に入る予定です。2月16-17日の計画停電の際に真空ポンプを止めて以降、真空引きはしていないということが今日わかりました。
本日の2号機。配線作業をやっていました。昨日やっていたシールド上部のMLI取り付けはほぼ終わっているようでした。
本日の3号機。昨日と同じ、配線作業を行っていました。
本日の4号機。80Kシールドのインストール作業が行われていました。
東芝での作業:熱負荷試験
東芝での作業:クライオスタット1号機冷却完了
東芝での作業:ヒータ設置など
KAGRA側参加者:鈴木、木村、榊原、東谷
見学:大橋
本日のクライオスタット1号機。
クライオスタット1号機の熱負荷試験のためにヒータを設置しました。懸念されていた配線の入れ違いですが、ヒータを入れて温度上昇箇所を見たところ、やはり配線が入れ違っていたことが確認できました。
クライオスタット1号機の床と装置の側面で振動試験を行いました。側面のほうは、工場内のノイズ(クレーン作業など)を拾っているようでした(詳しくは鈴木さんレポート)。
本日のクライオスタット2号機。伝導冷却路の取り付け作業が行われていました。冷凍機ユニットも運び込まれていたので、そろそろ接続作業と思われます。サポート構造が取り付けられよく見えました。
本日のクライオスタット3号機。こちらも伝導冷却路の取り付け作業が同時並行で行われていました。
高純度アルミの伝導冷却体(コーペル)が外に置かれていたのでじっくり見ました。
夕方、大橋さんが視察にいらっしゃいました。
東芝での作業:DLC球インストール、ローマ大加速度計インストール、建設記録撮影
KAGRA側参加者:鈴木、木村、山元、榊原、東谷
ローマ大:Luca、Maurizio
見学:梶田(宇宙線研所長)、林田(宇宙線研広報)
本日のクライオスタット1号機。冷却開始から1週間たち、順調に冷えています。あと1週間ほどで冷えきります。
DLCコーティングしたアルミ球を2号機にインストールしました。榊原くんは初めてのクライオスタット内作業。
午後はローマ大から持ち込みの加速度計の設置を行いました。
建設記録映像の撮影もありました。宇宙線研広報の林田さんも立ち会いされました。いい天気で撮影日和でした。山元さんと東芝の根塚さんのインタビューも収録しました。
夕方には梶田所長が見学にいらっしゃいました。