クライオダクト用ソルベー冷凍機の単体振動試験を行いました。20mのフレキホースを2階から垂らして使いました。
温度センサなどはついていないので、冷却開始から2時間ほど待ってから測定しました。やはり冷凍機ユニットに比べると、振動は1桁ほど大きいようです。
KAGRA側参加者:鈴木、山元、榊原、ちんたん、Luca、東谷
クライオスタット4号機にソルブラックでコーティングした球とチンタン君の加速度計をインストールしました。
3号機のメインの前室は取り払われ、側面の鏡板取り付け作業を行っていました。直径約2メートルのメタルOリング(ガスケット)を取り付ける作業を見物しました。伸縮するジグにひっかけたOリングを溝に入れ、Oリングに糊がつかないよう両端だけに糊がついたテープでそっととめて、ふたをした後にテープを引き抜きます。
鏡板のクレーン作業も、チェーンブロックでバランスをとりながら安定して手際よく進んでいますが、熟練を要します。
本日の2号機。昨日から真空引きが始まっています。Lucaの加速度計の信号の最終チェック等を行いました。今日は温度モニタの配線を1号機からごっそりと2号機へ移動させました。冷却開始は3/12の予定。
本日の1号機。温度モニタの配線は数本を残して外されました。内部はほぼ0℃です。明日にも冷凍機ユニット4台が取り外されて3号機か4号機へ移動されるはずです。
KAGRA側参加者:鈴木、木村、榊原、東谷
見学:大橋
本日のクライオスタット1号機。
クライオスタット1号機の熱負荷試験のためにヒータを設置しました。懸念されていた配線の入れ違いですが、ヒータを入れて温度上昇箇所を見たところ、やはり配線が入れ違っていたことが確認できました。
クライオスタット1号機の床と装置の側面で振動試験を行いました。側面のほうは、工場内のノイズ(クレーン作業など)を拾っているようでした(詳しくは鈴木さんレポート)。
本日のクライオスタット2号機。伝導冷却路の取り付け作業が行われていました。冷凍機ユニットも運び込まれていたので、そろそろ接続作業と思われます。サポート構造が取り付けられよく見えました。
本日のクライオスタット3号機。こちらも伝導冷却路の取り付け作業が同時並行で行われていました。
高純度アルミの伝導冷却体(コーペル)が外に置かれていたのでじっくり見ました。
夕方、大橋さんが視察にいらっしゃいました。
KAGRA側参加者:鈴木、榊原
ローマ大:Luca、Maurizio