KAGRA側参加者:東谷
東大低温センターにて磁性測定の2回目。本日は「NSSC130S」と「ニッケルめっき箔」の2種類を測定。
↓ 新日鐵住金からサンプルとしていただいたNSSC130Sをワイヤーカットでカットした。
↓ 旭プレシジョンにソルブラックの下地と同じように作成してもらったニッケルめっき箔。厚みは20um。実際のめっきは厚さ5umだが製作が難しかったとのこと。試料ははさみでカットして作成。
MPMSの部屋に電子秤があったので、拝借してサンプルの重さを測ってみた。
また、キャリブレーションとしてパラジウムの磁性データを、低温センターの戸田さんが先週取得しておいてくださった。磁化率が精密に分かっている較正用試料を測定して(実際には較正用試料測定後に、ストローだけ測定(バックグラウンド)して引いたうえで既知の磁化率で割る)、99.7%の精度で一致しているということで、その程度の精度でよければ取得したデータにキャリブレーション値を加味する必要はないとのこと。